【室內管樂團】美中之美 美中の美
系列/series:【室內管樂團】
作曲/composer: J.P.スーザ (Tomohito Matsushita)
編曲/arranger: 下中 拓哉 (Takuya Shimonaka)
演奏級數/grade:3.5演奏時間/duration:4分00秒
出版公司/publisher: Musica Eterna
商品編號/number:MEMR-013
樂曲解說/program note:
スーザとスーザバンドの人気は、もはや音楽家という枠を超え、エンターテインメントとして確立できるほどであった。そのことから、彼らの下には日々様々な演奏の依頼が舞い込んできた。その中には、博覧会でのイベントとしての依頼も少なからず存在した。ボストンの食品協会が毎年主催していた「ボストン食品博覧会」もその内のひとつである。スーザバンドは、この博覧会に数年間、毎年出演し続けた。そんな中、1908年の出演の折に、スーザはこの博覧会のために行進曲を作曲した。それが《美中の美》である。
《美中の美》の原題は《The Fairest of the Fair》であるが、この「Fair」には2つの意味がある。ひとつは「博覧会」、そしてもうひとつは「美人」である。つまり、本作の題名は「博覧会の一番の美人」と「美人の中でも最も美人」という2つの意味を持っている。スーザがこのような題名にしたのには、理由がある。
すでにボストン食品博覧会での演奏会を何年間か続けていたスーザは、そこで働く、若く美しい女性がいることを知っていた。スーザは、その美しさを《美中の美》の中で描き出したのである。
本作の興味深い点は、新しいセクションへ移る際に、必ず前奏の再現を挟んでいる点である。くだんの前奏は、装飾音符を伴う華やかなもの。第1マーチは前奏の付点リズムを使用した躍動感溢れる旋律が魅力的。前奏の再現が行われると第2マーチへ進む。第2マーチは、女性の軽やかな足取りを感じさせるもので、旋律と対旋律の対話が心地よい。またも前奏の再現が行われると、トリオに入る。トリオの旋律は、スーザの行進曲の中でも特に美しいものであろう。最初から1オクターヴもの跳躍でもって開始するトリオの旋律は、その後も七度など、幅広い音程の跳躍が目立つドラマティックなもの。エピソードに含まれる、1拍の総休止は、とても効果的。エピソードの後でも前奏が再現され、トリオが繰り返される。前奏を、行進曲の中に何度も繰り返すことで、全体の統一感が増し、形式的にもとても美しい行進曲に仕上がっている。(石原勇太郎)
樂團編制/orchestration:
Flute
Oboe(opt.)
Bassoon(opt.)
1st Bb Clarinet
2nd Bb Clarinet
Bass Clarinet
Alto Saxophone
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
1st Trumpet
2nd Trumpet
Horn
Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass(opt.)
Snare Drum
Bass Drum
Cymbals(opt.)
美中之美 美中の美
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