解說
アストル・ピアソラ(1921-1992)はアルゼンチンの作曲家。若い頃からナイトクラブなどのタンゴバンドでバンドネオンを演奏しキャリアを積んでいましたが、その後クラシカルな作曲技法を学びタンゴに取り入れて、バッハ、ドビュシーなどの偉大な作曲家の音楽、さらにはジャズなどからの影響も受け、タンゴを伝統的な形から開放し、より複雑な形式を与えて独自の音楽を作り上げました。
この作品はピアソラが父の訃報を受け失意の中書き上げたもので、その後生涯演奏し続けるピアソラの代表作となりました。ノニーノとはピアソラの父ビセンテの愛称です。
本アレンジは2011年7月に東京オペラシティ・リサイタルホールにて開催されたフランス人サクソフォン奏者ジェローム・ララン氏のリサイタル(ゲスト:ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテット)にて演奏されたサクソフォン5重奏とピアノによる6重奏バージョンがもととなっています。
原曲だと最後は静かに曲を閉じるのですが、本アレンジはコンサートの最後で華やかに終れる様にとかなり賑やかになっています。演奏にあたってはピアソラ本人の演奏音源を聴いてイメージを膨らませて下さい。最愛の父の死への悲しみ、そして父の愛情への感謝や思い等を感情移入していただいたらきっと素晴らしい演奏になると思います。
(浅利 真)
作曲者:皮耶左拉(Astor Piazzolla)
編曲者:浅利 真 (Makoto Asari)
級數:4
演奏時間:5分45秒 (約)
出版社:Brain Music
商品編號:ENMS-84318編制:
Soprano Saxophone in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
1st Tenor Saxophone in B♭
2nd Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
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庫存單位: ENMS-84318
NT$1,500價格
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